父の相続が発生した時の遺産分割については、葬儀のことを検討する前に準備を済ませてありました。

父が遺産の配分方法を気にしていたので、父の意向も確認して子どもへのおおまかな配分を決め、父の意識がはっきりしているうちに了解を得ておきました。

父が住んでいる土地と建物は同居している妹に相続させたいという父の意向がありましたので、妹が相続することとし、その他の金融資産を私と弟の2人で分けることにしていました。

父が亡くなった時に同居していた相続人が、その自宅の土地を相続すると、土地の評価額が2割まで下がるので、相続税を低く抑えることができるのです。

例えば、土地が200㎡あり、評価額が3,000万円の場合、本来3,000万円の相続財産となりますが、故人と同居していた相続人が相続した場合、相続財産としての評価額が600万円(3,000万円×2割)まで下がるので、相続税が少なくなります。

父が生きている間に遺産分割の準備をしておいて良かったのは、父の前で遺産の分割案を説明し了解を取り付けておいたので、父の意思を尊重した相続が可能になった点です。

事前に父の意思を確認しておかなかったら、亡くなった後に相続人の利害が優先してしまい紛糾した可能性もあります。

自宅の相続については、父も確実に娘に相続させたかったのでしょう、公正証書遺言を作成しました。

父の死亡から葬儀までに行ったこと